プラチナリングの磨き直し

新品の指輪をぶつけてしまった時は、どんなに小さな小傷でもとても悲しくなってしまいます。

でも、ジュエリーはずっと身につけていると知らず知らず小さな傷がつき、やがて新しい傷がついても気が付かない程慣れてしまうものです。

上の写真は大のお気に入りとして、身につける機会がとても多かった指輪の表面です。

右側の大きな凹みが目立ちますが、それ以外のところも凸凹になってしまっている状態なのがお判りいただけると思います。

プラチナは硬いと思われがちですが、実は柔らかい金属なので大きなへこみキズ以外のところも細かな凸凹がつき、毎日のように身につけるとやがて均されるように細かく波打つような表面になってしまいます。

「それもまた味」とご愛用頂く方もいらっしゃいますが、もし購入したばかりの艶々光沢のある状態に戻したい時はプラチナの磨き直しがお勧めです。

次にご紹介する写真は上がリポリッシュ前、下がリポリッシュ後です。

ご説明しなくとも、見違えるように輝きを取り戻しているのがおわかりいただけると思います。

ここでお伝えしなければならないのが、磨くということは、多少なりとも削っているということです。

いくら、光沢のある状態を保ちたいからと言ってあまりにも、研磨を繰り返すとやがてはプラチナがどんどん薄くなり強度も弱くなってしまいます。

そのためジェイシーバールでは指輪の状態をチェックし、磨きで十分に輝きを取り戻せる状態であれば基本的には職人による機械研磨はお勧め致しません。

使用頻度やダメージの度合いにもよるのですが、何かの節目や記念日などのタイミングでリポリッシュするくらいがどんどんすり減らすこともなく、バランスの良いタイミングあることが多いように感じます。

お客様ご自身での判断は難しいと思いますが、ダメージチェックは無料で承っておりますのでお気軽にご相談下さい。