一般的な引き輪とプレート
ごくごく普通に使用されているものですが、爪が短い方や、金具をつまむのが苦手になってきたという方にとってはついつい億劫になりネックレスをすること自体が面倒になるということもあるようです。
ネックレスの着脱の際にパーツが使いにくくて苦手という方におすすめなのが、マグネットのアジャスターパーツです。
一般的な引き輪(ひきわ/バネの入った輪)とプレート(板)の間にセットするだけで、加工費用は掛からず、パーツ代だけなのでとってもリーズナブルに便利さがぐっとアップする優れものです。
ごくごく普通に使用されているものですが、爪が短い方や、金具をつまむのが苦手になってきたという方にとってはついつい億劫になりネックレスをすること自体が面倒になるということもあるようです。
引き輪とプレートをいったん外し、マグネットアジャスタをその間に追加します。アジャスタにも引き輪とプレートが付いているので普通にネックレスをするのと同じように取り付けるだけ。追加の加工などは一切ありません。
通常ネックレスは首の後ろで金具を着脱するため、見えないことでストレスを感じる場合があります。このパーツの取り付けの際は見える状態で出来るため、不器用な方にも簡単に付けたり外したりしていただけます。
アジャスタを取り外した状態です。外すときは引っ張るだけ。マグネットなので、左右のパーツを近づけるとヒュッと凹凸が吸い寄せられカチッとセットされます。あまりにも簡単なので何度でもして遊びたくなってしまうほどです。
ちょっと億劫だったネックレスの着脱がとっても楽になるマグネットアジャスター。使いやすさの点ではこの上なく便利になるので満点!と言いたいところですがちょっと気になる心配点もお伝えしておきます。
それは、外れやすいのが不安に感じることもあるということです。
私自身、ブレスレットでこのマグネットタイプの金具を愛用しているのですが、「外しやすいは、外れやすい」という実体験があります。
現代のマグネットパーツは磁石がとても強いのでパチッとはまったあとは引っ張っても簡単には外れないのですが、負荷がかかった状態でねじりがあるような力にはあまり強くありません。
例えば、ネックレスを着けていることを忘れて洋服を脱いだ時などに、もしかしたら気が付かないうちに外れる可能性があります。
その点普通の引き輪とプレートタイプは余程強く引っ張らない限り外れてしまう事はありません。
着脱しやすさを取るか、外れにくい安心を取るか…
なかなか難しいところではあります。
こればかりは、お使いになる方の好みと感覚によるものです。
常にサロンに常備しているものではないのですが気になる方にはご用意いたしますのでお気軽にお声がけ下さい。
1級ジュエリーコーディネーター
嶋直樹による宝石やジュエリーの写真と情報